「不動産は一生に一度の買い物なのか」 ~住宅購入の新基準~
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不動産売買の仕事に長く携わっておりますと、
住宅の購入を検討されるお客様より、
「一生に一度の買い物だから… 」
という言葉を聞くことがよくあります。
この言葉の後には
「 …妥協したくない。」
「 …失敗したくない。」
などといった言葉が続くことが多くあります。
全く妥協しない人生なんてあるのでしょうか?
人生の中で初めて経験したことで、全く失敗がないなんて、稀なんじゃないでしょうか?
これだけ経済が熟成した日本という国で、
また30歳代前半~40歳代前半くらいの年齢の方が、
「初めて購入する住宅が一生に一度」という発想は、既に時代遅れになっているように私は感じます。
住宅不足が問題になった高度経済成長時代とは環境が180°ことなり、今や日本全国の住居の空き家率は13.1%(2008年10月1日時点)に達しています。
我々、日本人は、自分の価値観や経済力に合わせ、多くのものを選択できる状況にあります。
『住宅』も、それら多くのものと同じように、その時々に合わせたものを選択する時代になりつつあり、特に大都市圏では、これから10年以内の間で、この傾向が一層進むでしょう。
(「買う」ではなく「借りる」という選択も大いにありです。)
住宅を購入するということは、大きな買い物をする(≒消費)という側面もあり、また資産を築く(≒投資)という側面もあります。
不動産投資という側面において考えた場合、
・ 購入当初から流動性の高い資産を選ぶ
・ 資産価値を維持するための手間とお金を掛ける
という点が今後ますます重要になります。
流動性の高い資産、価値の目減りしないようメンテナンスの行われた資産を保有していれば、その時々の希望に合ったものに資産を組み替えることも、比較的容易に行えます。
「一生に一度」という呪縛から解放されれば、購入に必要な妥協点にもたどり着きやすくなりますし、多少の失敗を経験することによって、その後住み替える住宅への満足度も上がって行くはずです。
これが、これからの住宅選びの基準になっていくことは、時代の必然です。
株式会社リード 中石 輝
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このコラムの執筆専門家
- 中石 輝
- (神奈川県 / 不動産業)
- 株式会社リード 代表取締役
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