住宅ローンの「フラット50」ってどうなの? - コラム・事例 [All About プロファイル]

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寺岡 孝
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住宅ローンの「フラット50」ってどうなの?

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住宅ローンと生命保険 2008/12/11 07:00
最近の住宅ローンでも定着しました「フラット35」。
実は、このローンよりも返済期間が長い50年返済の「フラット50」というものが、来年度からできるそうです。

完済年齢は80歳か、自身の子どもにローンを引き継ぐということで、50年の返済期間を作るとのこと。
なんだか気の長い話ですね。

これには、国の200年住宅の構想から来ているようで、耐久性をあげる為にコストアップが必要となり、その分ローン返済を長期化して借入を多く、しかも借りやすいようにということのようです。

また、昨今の不況対策の一環で、大幅なローン減税ともリンクさせて住宅購入の促進を図る政策的意図がありそうです。
住宅関連の産業は経済に波及する効果が多大であると見られるため、不況となると必ずこうした政策が取られます。

しかしながら、現状は厳しいものがあり、収入面で硬いとされる大企業でさえ人員削減をし始めています。
一般のサラリーマンでも収入はマイナス傾向にあり、ローンを組める家計ではなくなっているようです。
例えば、3年前に年収600万円ぐらいだった人が、この状況下で400万円を下回るようになったそうで、住宅ローンの返済がおぼつかないとのこと。金利が上がったら家を売却することになるだろうと話していました。

また、以前から指摘されている人口動態統計からしても、今後の住宅購入には自然増は見込めず、住宅産業自体も縮小傾向にあると言われています。

確かに50年返済にすれば、高額の借入金でも月々の負担はラクになります。下手すれば都内の高額マンションも購入できる層が増えるかもしれません。
しかしながら、50年もの間、戸建やマンションを維持するには当初のコスト高よりは、それを半世紀も維持するためのコストの方がはるかに高い気がします。

また、こうして購入した不動産を転売する場合、経過年数がそれほどではないと元金は殆ど減っていないので、元金の方が売り値を上回ることは充分考えられます。
そんな中で、ひとたびまた不動産不況が起これば、それこそどうにもならない状況となるでしょう。


こうして考えてみると、大幅ローン減税や長期返済型ローンの創設という国のうまい政策に踊らされず、冷静な目で住宅購入というものを考えるべきではないでしょうか?

はたして皆さんはどう思われますか?




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寺岡 孝
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